通信制高校の学費はいくら?就学支援金を引いたあとの実際の負担を学校別に計算

公開 2026/11/4/費用・制度は 2026-11-04 時点

「通信制高校は100万円かかる」と聞いて、身構えている方もいると思います。結論から言うと、通信制高校そのものの学費は、就学支援金を使えば年に数万〜十数万円で済むことが多いです。100万円という話の多くは、学校とは別に通う「サポート校」や、通学コースの費用を足した金額です。

この記事では、学校が公式に出している金額だけを使って、3年間でいくら払うのかを並べます。

電卓と資料を前にメモを書く保護者の手元

先に知っておきたい就学支援金のしくみ(2026年度)

国が高校の授業料を肩代わりする制度です。返済はいりません。

前の高校に通っていた期間や、そこで履修した単位数によっては、支給が減ったり受けられなかったりします。転入・編入を考えている場合は、学校に試算を頼んでください。

出典:文部科学省「高校生等への修学支援」、同「高等学校等就学支援金【新制度】リーフレット(日本国籍の方用)」

学校別:就学支援金を引いたあとの3年間の負担

どの学校も、1年に25単位を履修した場合のモデルです。

学校 1年目 2年目 3年目 3年間の合計
N高・S高(普通科、ネットコース) 73,000円 63,000円 63,000円 199,000円
鹿島学園(通信制本科) 73,252円 73,252円 73,252円 219,756円
都立の通信制(例) 授業料は1単位336円。就学支援金の対象 教科書代などが別にかかる

N高・S高:授業料は1単位12,000円(普通科)。25単位で30万円ですが、就学支援金の見込み額を先に引いて請求するので、毎年払うのは施設設備費5万円と教育関連諸費1万3,000円、1年目だけ入学金1万円です。通学コースなどを選ぶと別に費用がかかります。(N高等学校 就学支援金のページ)

鹿島学園:入学金は0円。毎年、施設費2万4,000円、システム管理費・通信費4万9,000円、災害共済掛金252円がかかります。授業料(1単位12,000円×25単位)は就学支援金で全額まかなえる例として示されています。学習センターに通う場合の費用は別です。(鹿島学園 学費)

ルネサンス高校:入学金5万円(初年度のみ)、施設設備費2万円、教育関連諸費6万円(大阪校は5万円)。これに授業料とスクーリング費が加わり、授業料は就学支援金で軽くなります。学校は「年間100万円以上かかることは原則ない」と書いています。(ルネサンス高校 学費)

都立の通信制:通信教育受講料は1単位336円、入学料は500円です。(東京都教育委員会 授業料等)

大きさの違う3つの貯金箱と若葉

「100万円かかる」と言われるのはどんなときか

高くなるのは、主に次の3つです。

  1. サポート校に通う:通信制高校とは別の、学習塾のような施設です。就学支援金の対象ではないので、全額自己負担になります
  2. 通学コースや専門コースを選ぶ:週に何日か通うコースや、美容・eスポーツなどの専門コースは、授業料とは別に費用がかかります
  3. スクーリングの交通費・宿泊費:本校が遠いと、年に数日の登校のための旅費がかかります

資料を取り寄せたら、「授業料」と「それ以外」を分けて書いてあるかを見てください。就学支援金で減るのは授業料の部分だけです。

資料請求のときに確かめたいこと

費用は2026年11月4日に各校の公式サイトで確かめた金額です。学校やキャンパス、コースによって変わるので、最新の金額は必ず各校にご確認ください。